最後のサヨナラ
サヨうであるナラば
いざゆかん
その1
毎朝
駐車場を通るたびに
車の状態は悪化してい
マフラ
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には
枯れ木が詰め込まれ
クミラ
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ありえない方向に捻じ曲がり
ナンバ
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めくりかけの本のように
折れ曲が
白いボデ
ホワイトボ
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ドのように
マジ
クペンで好き勝手に落書きされた
見かけるたびに
ひどい状態にな
てい
タバコの吸殻が
無数に投げ捨てられた花壇
空き缶が山とな
あふれかえ
た公園の一角
ゲロの匂いに充満した路地裏
人は
捨てやすい場所に
ものを捨てる
その変わりゆく姿を
写真に収めようと思
たことに
特に理由は
ない
ただ
今にして思えば
傷ついていく車に
報われない自らを重ね合わせたのかもしれない
そう思う
何を伝えたいのか
よく分かんないんだよね
当時
俺はバイトの合間を縫
作品集を作
ては
出版社や広告代理店に売り込みに回る
そんな毎日を繰り返していた
なんか
こう
ないの
 
葛藤みたいなの
ある写真家は言
作品集を
おしまいまで見ることもなく
ある編集者は
立ち読みするみたいにして
作品をパラパラめく
一言
そそられないと言
時代を感じないよね
あるコピ
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ライタ
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自分のキ
チコピ
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にふさわしくないと言
撮り直しを命じた
多くは
悪意があるとしか思えないような
辛らつなものばかりだ
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